メインコンテンツへスキップ
出願キットを無料で受け取る
AI活用術

小テスト作成 AI 活用術 — 文法・語彙・読解テストのたたき台を素早く作る

授業の小テスト・確認テストの問題作成に AI を活用して初稿を素早く生成し、先生が精度を確認・調整する手順を整理する。

対象: 日本語教師全般 · AI 活用に関心がある層

授業の小テストをゼロから作るには、問題形式の設計・例文の選定・選択肢の作成など、意外と時間がかかります。生成 AI を使えば「たたき台」を素早く出すことができ、先生は精度確認と調整に集中できます。


1. AI 小テスト作成の基本的な考え方

AI が出す問題はたたき台です。誤りが混入していることがあり、問題の難易度・選択肢の適切さ・日本語の自然さを先生が確認することが前提になります。この前提をおさえたうえで活用することで、作業時間を短縮できる可能性があります。

AI が得意なテスト問題タスク:

  • 穴埋め・選択・並べ替え問題のたたき台生成
  • 指定した文法項目に絞った問題セット
  • 同レベルの問題を複数バリエーション出す (A問題・B問題の2バージョンなど)
  • 問題文・選択肢・解答・簡易解説をセットで出す

AI が苦手・要確認な点:

  • ダミー選択肢 (正解に紛らわしい不正解) の適切さ — AI は「紛らわしい」の調整が難しい
  • 読解問題のパッセージの難易度コントロール — 指定より難しくなることがある
  • 問題の難易度の均質性 — 難しすぎる問題と簡単すぎる問題が混在することがある

2. 問題形式別プロンプト例

穴埋め問題

文法項目: 「〜てしまった」(後悔・完了)
対象レベル: JLPT N4 程度 (みんなの日本語 II の語彙範囲)
問題形式: ( ) に入る言葉を選ぶ4択問題
問題数: 8問
各問題に: 問題文 / 選択肢4つ / 解答 / 一言解説

を含めて作ってください。選択肢は正解1つ+ダミー3つで構成してください。

並べ替え問題

文法項目: 「〜ために」(目的) と「〜ので」(理由) の区別
対象レベル: JLPT N3 程度
問題形式: 語句を並べ替えて文を完成させる問題
問題数: 6問
解答・解説付きで作ってください。

語彙確認問題

語彙テーマ: 「体の調子・病気」に関する語彙 (例: 熱が出る、薬を飲む、休む)
対象レベル: N4 程度
問題形式: 日本語の語彙の意味を問う4択問題 (問題文は日本語)
問題数: 10問
解答付きで作ってください。

3. 読解問題のたたき台を作る

読解問題は、パッセージ作成と設問作成の 2 段階で AI を使うと精度が上がります。

ステップ 1: パッセージ生成

以下の条件でシンプルな読解パッセージを作ってください。

テーマ: 日本の職場でよくある朝礼の様子
対象レベル: JLPT N3 程度 (N3 語彙・文法の範囲で)
長さ: 150〜200字
文体: 平易な説明文・普通体

[注: 語彙レベルを後で確認してください。N3 範囲を超える語彙が含まれていたら教えてください]

ステップ 2: 設問生成

上記のパッセージに対する設問を作ってください。

問題数: 3〜4問
形式: 内容理解 (4択) + 語彙の意味 (4択)
解答・解説付きで。

4. 生成された問題の精度チェックリスト

AI が出した問題を使う前に、以下を確認します。

文法・語彙の確認:

  • 問題文の日本語が自然かつ正確か
  • 正解が明確に一つに定まるか (曖昧な問題になっていないか)
  • ダミー選択肢が「紛らわしいが明確に間違い」になっているか
  • 対象レベルの語彙範囲に収まっているか

難易度の確認:

  • 問題の難易度が均質か (一問だけ異常に難しい・簡単な問題がないか)
  • 授業で扱った内容の範囲から出題されているか

解答・解説の確認:

  • 解答が本当に正しいか (特に並べ替え・条件文は要チェック)
  • 解説の説明が正確かつ分かりやすいか

5. A問題・B問題の2バージョン作成

同じクラスで 2 種類のテストを作りたい場合 (不正行為防止・再試験用など) も AI に指示できます。

先ほど作成した問題を元に、同じ文法項目・同じ難易度で
問題文・選択肢をすべて入れ替えた「B バージョン」を作ってください。
解答は異なる順序になるようにしてください。

注意点

  • AI が生成した問題は、日本語の正確さ・難易度の適切さ・選択肢の妥当性を先生が必ず確認してください。AI は問題の「自信度」を示しません。
  • 既存の教材・教科書の問題を AI に入力して「改変してください」と依頼することは著作権侵害になる可能性があります。
  • 問題文・選択肢を作成する際に学習者の個人情報 (名前・在留資格等) を含めないようにしてください。

AI 活用術に関心がある方へ

情報登録(無料) から関心領域「AI 活用術 (教案・例文・テスト効率化)」を選ぶと、AI 活用に関する情報を優先してお届けします。

AI活用術 カテゴリの記事一覧 もあわせてご確認ください。


本記事は2026年5月時点の情報をもとにした参考情報です。AI ツールの機能・精度は随時変化します。生成された問題は必ず先生が確認・調整のうえ使用してください。

この記事の関連アクション

制度の全体像を先に確認したい方は、 登録日本語教員とは?資格取得ルート・試験・働き方 から読み始めると整理しやすくなります。

無料メールキット

授業準備と登録日本語教員制度の確認キットを受け取る

AI活用、授業準備、試験対策、登録後の働き方をメールで整理します。

  • 2026/7/13の出願開始前に確認順を保存
  • 2026/8/21締切までの必要書類・経過措置を整理
  • 週1練習問題と制度ニュースを受け取る

同じカテゴリの記事 — AI活用術

AI活用術 の記事をすべて見る →