技術・人文知識・国際業務、いわゆる技人国を目指す留学生にとって、日本語学校選びは将来の専門性と切り離せません。
日本語ができるだけでは、技人国につながるとは限りません。学歴、専攻、職務内容、企業側の業務設計まで関係します。
技人国を目指す場合の基本線
技人国は、専門的な知識や業務内容とのつながりが重要です。そのため、日本語学校の段階では次のようなルートを確認します。
- 大学・大学院へ進学して専門性を作る
- 専門学校へ進学して職業分野を作る
- 母国での学歴・職歴を活かして日本で就職する
- ビジネス・IT・観光・通訳翻訳などの分野へ接続する
日本語学校の役割は、単にN2を取らせることではなく、進路選択の前提を整えることです。
学校を見るときの確認点
技人国を目指す場合、以下の項目を確認したいところです。
- 大学進学実績と専門学校進学実績の内訳
- ビジネス・IT・観光・通訳翻訳などへの進路支援
- 進学指導と就職指導の担当体制
- 学習者の国籍構成と母語別サポート
- 日本語力だけでなく専門性をどう作るかの説明
特に「就職に強い」という表現は幅が広いので、特定技能なのか技人国なのかを分けて読むことが大切です。
先生側の仕事も変わる
技人国を目指す留学生が多い学校では、進学指導、志望理由書、面接練習、ビジネス日本語、プレゼンテーションなどの比重が高くなる可能性があります。
先生としては、文法・読解だけでなく、学習者の将来像に合わせて日本語活動を設計する力が求められます。
認定校ウォッチでの見方
認定校ウォッチでは、留学課程内の就職型を「技人国志向」と「特定技能志向」に分けて扱います。
これは公式分類ではなく、学校比較のための補助分類です。今後、学校提供情報や取材情報が増えれば、大学進学中心、専門学校進学中心、技人国志向、特定技能志向をより細かく比較できるようにしていきます。