# 初回授業案:自己紹介と聞き返し NEXTオリジナル教材/成人・初級学習者向け/30分の例。教材版:2026年10月31日。 模擬授業・授業準備に使用できます。実施機関の教材・レベルを確認してから調整してください。海外実習の募集は準備中です。 ## 到達目標 名前・出身・現在の仕事を短く伝えられる。聞き取れないときに「もう一度お願いします」「ゆっくりお願いします」と相手へ伝えられる。暗記した発話の長さより、相手とやり取りできたかを確認する。 ## 準備 学習者が使う名前の表記を確認する。実在人物の連絡先を教材にしない。教師は画面に大きく「名前/出身/仕事」と、聞き返し2表現を提示する。勤務先の固有名詞を答えたくない場合は一般的な仕事の呼び方でよい。指導担当者は接続と代替対応を準備する。 | 時間 | 流れ | 教師の動き | 確かめること | |---|---|---|---| | 0–3分 | 挨拶・接続 | 音声と表示を確認。分からない時の合図を示す | 音声を聞けるか、困った時に合図できるか | | 3–8分 | モデル | 教師が短い自己紹介を2回。2回目は名前・出身・仕事を指す | 情報をどの語からつかめたか | | 8–14分 | 支援付き練習 | 名前だけ、出身まで、仕事までと少しずつ本人が話す | 教師の文の丸暗記になっていないか | | 14–20分 | 聞き返し | 速さや音量を調整し、聞き返す表現を使う機会を作る | 分からないまま黙るのではなく確認できるか | | 20–26分 | 相互の紹介 | 教師が質問し、学習者も教師へ質問する | 決まった順序以外でも情報を交換できるか | | 26–30分 | 振り返り | できた点を具体的に伝え、次回の練習を1つ選ぶ | 本人が次の練習を理解しているか | ## 教師のモデル例 「はじめまして。私は、あおいです。日本から来ました。日本語を教えています。よろしくお願いします。」 「お名前は?」「どちらから来ましたか?」「お仕事は?」 「もう一度お願いします。」「ゆっくりお願いします。」 語彙の難しさに応じて仕事の質問は省略してよい。質問を一度に3つ重ねず、学習者の反応を待つ。間違いをすべて止めて直さず、意味のやり取りが途切れる箇所から支援する。 ## 実習後の記録 学習者の氏名ではなく授業内ID、担当した時間、実施した部分、本人ができたこと、支援が必要なこと、次回の引継ぎを記録する。教師の上手さだけを評価せず、学習者の達成と安全な運営を確認する。